出店者インタビュー 第6弾は、starmineさん。超リアルなミニチュア・フェイクフードと、革やヘンプを使ったナチュラルアクセサリーを、出品してくださいます。
このフェイクフードがすごいのです。たとえばこれ。
手のひらより小さい、ハンバーガーです。トマトも、レタスも、みずみずしい〜。
樹脂粘土というと、スイーツを作る方が多いけれど,srtamineさんは、食品サンプルのような、美味しそうな食事系メニューを作っています。
焼きそば,ハンバーガー,アボガド、ロコモコ、小龍包…。ベーグルサンドに、アジの開きに、もりそば。これらが、キーホルダーや、チャームになってます。
どれも手のひらより小さいサイズ。え?! と、思っていただける事,必至です。
【プロフィール】
starmine。樹脂粘土によるミニチュアフェイクフードと,ビーズ×革,ヘンプのナチュラルアクセサリー作家。千葉県出身。デザイン専門学校を卒業後、出版社広告部門や印刷会社などのデザイン関係の職を転々とする。その間に結婚、出産。苦渋の決断により、専業主婦になる。委託販売にて出品中。☆deco shop chuu(京都市中京区) ☆chuu web近鉄百貨店 奈良店(2回)あべのQ's MALL ☆渋谷LOFT (9/7〜)
■受賞歴
C'hufs 作家発掘コンテスト アイデア賞
■資格
JALD 財団法人日本余暇文化振興会 ビーズスキル認定
◆そもそも,この手仕事を始めたきっかけはなんですか?
もともとは、2人目出産後,ちょっと時間があったので、軽粘土でアイスクリームを作ってみたんです。へえー、こんなの在るんだ、って。アイスとか、クッキーとか作っているうちに、レンタルボックスのお店を見つけました。箱を借りて,作品を置いて,それを買ってもらう。面白い仕組みだな〜と思って、やってみることにしました。
最初は、こんなの売れるのかねえ? と半信半疑。それが、買ってくれる方がいたんです。自分が作ったものを、面白いと思ってくれる人がいる。褒めてくれる。しかも、それにお金を払ってくれる、ということが、衝撃でした。
そうするうちに、オーダーをいただくようになりました。
これがまた、面白い注文が多くて。ネギ,とか、幕の内弁当,とか。
お客様の作りたいものを、形にしたい、そして、びっくりさせたい! と、がんばりました。
幕の内弁当の注文は,どう作ろう〜と悩みました。文房具売り場を歩いていて,印鑑ケースを発見! これだ! 印鑑ケースをお弁当箱に見立てて,幕の内弁当を作りました。
朱肉の部分を開けると,じゃーん。お味噌汁が入っています♪
それが転機で、個性のあるものを作って行きたいと思うようになりました。
クッキーやアイスクリームは,たくさんの方が作っているし,何か個性のあるもの、他の方と差別化できるものを、作りたい…。それには、笑いしかない! と思いました。それで、ちょっと可笑しい,へんてこなものを意識して作って行くようになったんです。
今まで,デザイナーとして、マスを相手に仕事をしてきたので、1対1で、お客様に向き合って作って行くというのも、新鮮でした。
◆デザイナーさんなのですね。どんなものを作っていたんですか?
タオルの会社で、デザイナーをしていました。この会社では、若者向けのラインの企画制作をしていて、ヴィレッジヴァンガードやジャスコに卸していました。その時の上司が、関西の方で、
「普通にあるものじゃ、面白くない。
といって、どこにも、全くないものだと、人は拒否反応を起こしてしまう。
だから、どこかで見た事ある、でもちょっと違う,笑いを取れるものを作って行きたい」
と。それで、毎回,ターゲット層の読みそうな雑誌を読んで,読んで。そうすると、なんとなく、求めている笑いのツボが分ってきて、デザインに生かす。それで、だいぶ鍛えられました。ちょっと毒のある、可笑しいものを作ろうと思うのは,その時の影響だと思います。
◆もうひとつの、ナチュラルアクセサリーは、どうですか?
アクセサリーは、個性的であるより、
好きなものを身につける事が、大事だと思うんです。
こういうの、作れない?という、それぞれのこだわりに、応えることを大切にしています。
友達と,一緒に材料を選びに行ったり、要望を聞きながら一緒に作ったり。
◆うれしい時は,どんな時ですか?
売れて,買ってくれた人,見てくれた人が、喜んでくれること。
面白い! 可愛い! と,大事にしていることが分った時ですね。
◆starmineさんは、目の前の作品じゃなくて,その先のお客様を見ていますね。耳を研ぎすまし,要望を感じ取ろうとしているというか。喜んでもらえると,うれしいんですね。
私は、アーティストではなく、デザイナーだなあ、と、つくづく思います(笑)。
◆デザイナーの定義はなんですか?
デザイナーとは、クライアントの望むものをつくる人。
なおかつ、それが、自分のいいと思えるものをつくる人。
と、学校で習いました(笑)。
本当にそうだな、と思って。お客様の要望を聞き取る事を、大切にしています。
starmineさんの発想の根底には、
常に、お客様をびっくりさせたい,笑わせたい,という思いがあるんですね。
その笑いのバランスや、センスは、デザイナーとして、
たくさんのお客様を見て,活動して来たからなんだなあ、と感じました。
どんなときも、お客様が軸。
希望を汲み取り,叶えたい。それが、デザイナーとしてのミッションだから。
デザイナーとしての、プロ意識を強く感じたインタビューでした。
【お知らせ!】
starmineさん、9/7~渋谷ロフトでの催事に,出品します!
近づいてきましたよ!
「手紡ぎ市ープロの手仕事、集めました。」
9/22(土)、23(日)葛飾区青戸にて。
出店者インタビュー,掲載中!
第1弾 Lotus Nailさん,
第2弾 123ベーグルさん,
第3弾 Rose angelさん
第4弾 和泉恵さん。
第5弾 Effe*さん
第6回スタンプカーニバルwithスクラップッキング
10/12(金),13(土)浅草にて。
http://www.stampcarnival.com/
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
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